Q&A 建築用

No : 82

貼り合わせるときの加圧の考え方

回答

加圧の目的に次のものがあります。※1
①接着剤の膜厚を均一な必要な厚さにする。
②固化するまでのずれを防ぐ。
③接着剤の体積収縮に起因する空隙の発生などを防ぐ。
④接着剤層内からの溶剤を除去しやすくする。

・木工芸で木組みに酢酸ビニルエマルジョン(木工用)を使用する場合、ハタガネなどを使うのは特に③、④のためです。家庭工作であれば重しで固定する簡易な方法で通常十分です。
・エポキシ系(ハイスーパー)、変成シリコーン系(スーパーX)は無溶剤型ですので硬化収縮は小さく、①、②の目的のための圧締(手圧、テープ)で十分です。フィルムを貼る場合はガラス板で圧締すると均一塗布が可能です。無溶剤型では圧締そのものが接着強度を向上する効果は期待できません。
・ゴム系接着剤は両面塗布し溶剤を飛ばしてから貼り合わせますが、流動性がなくなっていますので自着を促すためローラー圧締や木槌で叩くなど強い圧締が必要です。
・布は強い圧締は繊維を通して接着剤がにじみ出すことがありますので手圧や軽くバレンでならすのが効果的です。


※1 出典:柴崎一郎:接着百科(下),41-50(1987)

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